ALFEEのジャンルとは?を考える (2006/10/1)
アルフィーの魅力とはなんだろう・・・。アルフィーのファンだと言うと、「どこがいいの?」「何がいいの?」と聞かれることがあまりにも多い。確かにどこがいいのかと聞かれると、答えに窮してしまうことがあり、実際にどこがいいのだろうかとじっくりと考えることがなかったのかなぁと思ってしまう。そこで今回は私なりに魅力の検証をしてみたいと思う。
まずアルフィーはどのジャンルに属するのか?この考察を進めなければならない。1974年にデビューした時に、彼らの置かれたジャンルは、「アイドルフォーク」の位置づけであった。今では考えられないが、高見沢俊彦がギターを持たずにハンドマイクで歌う『夏しぐれ』がデビュー曲であったのだ。テレビのバラエティ番組にも出演するなどしながらも、アーティストとしての足場を固めることができずに、レコード会社との契約を終了したのだった。
次に1979年にキャニオンレコード(現ポニーキャニオン)から『ラブレター』で再デビュー。このときはアコースティックサウンドを軸として、3人のハーモニーと高見沢の類まれなるメロディメーカーぶりを発揮していたころであった。しかし時代の流れがフォーク・アコースティックからシンセサイザーを多用したいわゆるジャパニーズポップスの創生紀にあたり、ニューミュージックの旗手たちが続々と頭角を現したことと相まって、アルフィーが表舞台に立てる日がやってきたわけではなかった。
1981年アルバム『doubt』を発表し、アコースティックギターからエレキギター、そしてドラム・キーボードを加えたいわゆるバンドとしての体裁を整え、満を持してポップス路線への進出をはかった。彼ら自身、売れたいとの意識が高かったこともあるだろうが、3人の音楽的ルーツが違うところから考えると当然の結実でもあった。このころから上昇気流に乗り始めてゆくのである。
1983年、大ヒット曲『メリーアン』を引っさげて、音楽シーンのど真ん中に立った彼らが選んだ路線は、ポップスだけではなくハードロック路線であった。『ジェネレーション・ダイナマイト』『鋼鉄の巨人』など、それまでの一般向けには表舞台に立つことのなかったジャンルを堂々と取り入れ、ファンに受け入れられていった。そしてこの時期の取り組みとしてもうひとつ忘れてはいけないのが、プログレの方向性を取り入れたことである。『Gate of Heaven』『Ages』『DNA Oddesey』から現在まで脈々と続けられ、2003年の『Uncrowned Kingdom』でその集大成を見せることになった。
アコースティックサウンドからハードロック、ポップス、ラブバラード、プログレにいたるまでのジャンルを網羅できるバンドは、さすがに日本にも他に類を見ない。アルバム1枚聴くだけで、すべてを堪能できるのもまた魅力であり、アルフィーと言う存在自体が一つのジャンルになっているのではと最近考えるようになった・・・。
長谷川浩二の抜けた穴・・・ (2005/12/25)
22年の長きにわたってTHE ALFEEのサポートドラマーとして活躍した長谷川浩二氏が、この秋のツアーをもって「卒業」することが、本人のホームページで発表されました。サポートメンバーながら、彼のドラムなくして現在のALFEEのサウンドが成り立っていたかどうかを考えると、彼の抜けてしまう穴はあまりに大きいような気がします。
アコースティックからハードロック、果てはプログレまで、彼のドラムによってビートを刻んできた功績は、数え切れないほどだろう。来年のツアーからはそうる透氏がつとめるのではと思われるが、けっしてそうる氏が劣っているということではなく、長谷川氏のパワフルかつエキサイティングなドラムが抜けてしまうことが残念でならない。彼の今後の飛躍を祈念して・・・。